- 砂漠の戦亀 -
・テーマ 『自由』

・作品名 - 砂漠の戦亀 -

・製作者ハンドル名 コウ中村
http://homepage3.nifty.com/rouman/

・実写部門

説明文
1942年秋、英第8軍にアメリカ製の新型戦車が配備された。
これがM4A1の初期型、英名シャーマンII型である。
それまで同じアメリカ製ではあるが砲塔のみ英国で設計したグラント戦車に
搭乗していたリチャード上等兵は思った。「こりゃ亀だな…」
背が低く、丸っこい車体は敵弾を弾いてくれそうではあるが、グラント戦車に
比べると寧ろ弱そうで、愛嬌のある容貌。こんな戦車でドイツの
III号戦車や新型のIV号に勝てるのだろうか…。
リチャードの不安は当たらず、大量に配備されたこの亀戦車のお陰で、
エルアラメン戦は英軍の勝利に終わり、アフリカ戦全体も米英軍が
勝利した。
リチャードは負傷して本国に送還され、幸運にも大戦を生き延びる事が
出来た。
あれから半世紀余り…
砂漠の国でまた戦火があがり、英国は再び米国に協力して砂漠で戦った。
現代の戦車はどれも鋭角的で、いかにも強そうであるがそこには亀のような
愛嬌はない。
戦争はどんな大儀があろうが所詮殺し合いにすぎない。それは自分が
戦ったあの頃も今も同じ筈だ。しかし、亀のような戦車の出る幕のない、
今回の戦いには頷けないものがあった。
リチャードは孫の葬式でそう思った。リチャードの孫は、祖父と同じように
砂漠で戦ったが、残念ながら祖父のような運は無かったのである。

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投稿が〆切を過ぎてしまって申し訳無いのですが投稿させて頂きます。
キットは1/76のクロムウェルのレジンキットを一部修正、ディティールUPした
ものです。
背景の紙の皺が目立ちすぎたのを修正した他、やや明るくしましたが
その程度の処理なので実写部門に出しました。
地面は建築模型用の砂面紙です。もっとカメラ位置を下げたかったですが
レンズの突出部がぶつかりました。
一部装備品と戦車兵が間に合わなくて残念でした(作ったのは〆切前です)。