「赤い蛇と砂漠の狐」
・テーマ 『自由』
・作品名 「赤い蛇と砂漠の狐」
・製作者ハンドル名 T.M.
・CG合成部門/実写部門 実写部門

説明文

ロンメル将軍が率いるドイツアフリカ軍団が英軍相手に度重なる勝利をおさめた
カギは、空軍との共同作戦にあったといえるだろう。
なかでも連合軍将兵に「悪魔」という名で恐れられた急降下爆撃機シュトゥーカ
の活躍なしには、ロンメル機甲部隊の電撃戦成功はありえなかったはずだ。

これは昨年(2004年)リビアの核査察の際にリビアの首都トリポリで、国連の職
員が偶然発見した写真である。
写真の裏には「1942年6月リビアトゥミミ飛行場」と手書きされていた。

中央のシュトゥーカには赤い蛇の絵が描かれている。これはよく知られた第2急
降下爆撃航空団第6中隊のフーベルト・ベルツ少尉の乗機だ。
写真には3人の人物が写っている。シュトゥーカの上に熱帯服の人物、もしかし
たら、ベルツ少尉本人かもしれない。
手前には高級将校と将校付きの兵隊らしき人物が写っていて、シュトゥーカの上
の人物と会話をしているように見える。
この将校はいったいだれなのだろう? 1号自走砲とBMWのサイドカーが写ってい
るが、二人はこれに乗ってトゥミミにやってきたのだろうか?

写真の将校がだれであるかを考える上で、重要なヒントが写真そのものにあった。
それは、この写真が当時非常に貴重なカラーフィルムで撮影されているという点
である。
当時ナチスドイツが戦意高揚のプロパガンダのために、戦場で数多くの写真や映
画の撮影を行っていたのは有名な話だが、カラーフィルムは、大将クラスの随伴
撮影チームにしか配給されていなかったらしい。 

批判を承知であえて言うが、この将校はロンメル元帥その人ではないのだろうか?
「空の英雄ベルツ少尉をロンメル元帥が激励に訪れる」。ドイツ国民の戦意を高
揚させるにはまたとないテーマだ。
そして、鮮やかな赤い蛇と砂漠の狐、これほどにカラーで撮影されるにふさわし
い被写体は他にはなかなかないだろう。

1942年6月21日。英軍が死守しようとしたトブルクの要塞は、ドイツアフリカ軍
団の手に落ちた。
この写真が撮影された同じ月のことである。


使用キット

・Ju87シュトゥーカ REVELL 32分の1
・BMWR75サイドカー TAMIYA 35分の1
・1号45mm自走砲 ITALERI 35分の1

使用フィギュア

・シュビムワーゲン旧金型付属将校 TAMIYA 35分の1
・キューベルワーゲン新金型付属兵 TAMIYA 35分の1
・タイガー1型極初期型付属戦車兵 TAMIYA 35分の1

スペシャルサンクス

このシュトゥーカの貴重なキットは、昨年、某O先生の放出品を某TN博士を経由
して頂戴したものです。お二人にこの場を借りて、お礼を申し上げます。

最後に

sdkfz250/3、いわゆるグライフがこの写真の片隅にでも写っていれば決定的な証
拠になったのではという考え方もあると思いますが、「ほんとうかもしれない、
うそかもしれないという余韻を残すため、あえてグライフを登場させませんでし
た。みなさんいかがお考えでしょう?